事業内容事業内容

特殊試験・調査業務

通常の点検・試験業務のほかにも、お客様のご要望に応じるため様々な試験業務を行っています。
突発的な停電や設備の停止などの原因調査も行っています。

  • 特殊試験・測定
  • 調査
  • 各種計測器校正試験・その他

特殊試験・測定

特殊試験・測定

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絶縁油特性試験(油中ガス分析)

密封形変圧器は内部点検ができないので、局部過熱や部分放電などの内部異常を判定する方法です。判定は油中に溶解する可燃性ガスの成分・発生量等で実施します。絶縁油のサンプリングは当社で行い、提携先の業者様に特性試験を実施してもらいます。

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絶縁油特性試験(フルフラール)

変圧器の絶縁紙の劣化診断です。絶縁紙の劣化により発生したフルフラールやCO+CO2を分析することで、残存寿命を推定します。絶縁油のサンプリングは当社で行い、提携先の業者様に特性試験を実施してもらいます。

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絶縁油PCB含有分析試験

絶縁油の1kg中に含まれるPCBを測定し、その後の処置(廃棄・届出等)をアドバイスさせていただきます。絶縁油のサンプリングは当社で行い、提携先の業者様に特性試験を実施してもらいます。

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遮断器・開閉器 開閉特性試験

下記項目の測定結果がメーカーの基準値以内であることを確認します。

  • □最小投入電圧・最小開放電圧
  • □投入時間・遮断時間
  • □三相不揃い時間
  • □投入状態で主回路に直流電流を流しての主回路の接触抵抗測定

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真空遮断器・開閉器 真空度測定試験

真空遮断器の真空バルブを専用のバルブ耐圧試験を用いて交流や直流で耐圧し、6.6kV回路の場合、22kVを10秒間印加して漏れ電流を測定します。測定結果がメーカーの基準値以内であることを確認します。

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絶縁耐力試験

高圧及び特別高圧電気設備の使用前自主検査として絶縁耐力試験を行います。需要家のさまざまな回路電圧や充電電流に応じて、当社保有の交流や直流の試験器を駆使し、工場や商業ビルの全体を一括で試験できますので、試験時間を大幅に短縮できるのが、当社の強みです。
絶縁耐力試験については、こちらをご覧ください。

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医療用接地等電位確認試験

JIST1022に定められている、医療用接地センタから接地分岐線端末までの電気抵抗値を測定します。

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電圧降下法による接地抵抗測定

メッシュ接地など大規模接地体の接地抵抗測定では、直読式接地抵抗計では正確に測定できないので、電圧降下法による接地抵抗測定を実施します。

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人工接地試験

高圧回路の地絡を模擬し、方向地絡継電器の方向及び地絡感度を調べます。

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温度上昇診断

電気設備通常運転時に、高圧機器の接続部や本体及び巻線の温度を、非接触型赤外線温度計を使用して測定し、過熱等の有無の確認します。高圧クランプメータ及び低圧クランプメータを使用して、各機器の負荷電流測定し負荷率を算出します。低圧クランプメータを使用して、変圧器二次側の漏洩電流を測定します。

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調査

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高調波測定

クランプオンテスターなどの測定器を使用して測定します。

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漏電調査

回路が健全であれば電流は基本的に出ていった分だけ戻ってきます。しかし、どこかで地絡している箇所があると、地絡電流分が戻ってきません。漏電発生回路にクランプメーターを三相纏めてかませると差電流分が地絡電流値として計測されます。 上記方法を利用して電気室幹線→分電盤→子ブレーカと漏電個所を絞ります。 ただし、常に漏電電流が発生していない場合は電流記録装置を接続して漏電が発生するまで監視し、2~3回路ずつ調査していくことになります。一番の地絡箇所特定に有効なのは、部分停電させてからの絶縁抵抗測定です。

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活線非接触不良調査

温度上昇診断以外の調査方法として、リークホンまたはウルトラホン(超音波式放電探知器)を使用した放電箇所の特定を実施しています。

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ケーブル事故調査

ケーブルの地路・短絡事故が原因で停電した場合、電気設備の迅速な復旧を当社の熟練技術員がお手伝いします。マレーループ試験器を用いてケーブル事故点を速やかに特定することにより、復旧までの時間と費用を大幅に抑えることができます。

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各種計測器校正試験・その他

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各種計測器校正試験

使用前自主検査で使用する測定器の構成試験は、すべて計量法に基づく校正事業者(日本電気計器検定所)に依頼をして実施しています。なお、日本電気計器検定所にて校正の対応ができない測定器については、製造メーカーに構成試験依頼します。
上記以外の定期点検等に使用する測定器は、社内標準器となる測定器を、計量法に基づく校正事業者(日本電気計器検定所)において校正試験を実施し、この社内標準器を元に社内校正試験を実施します。
校正周期に関しては年1回とし、前年の校正日を超えないようにしています。

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絶縁保護具・絶縁保護用具 絶縁性能確認耐電圧試験

労働安全衛生規則 第351条(絶縁用保護具等の定期自主検査)に規定されている6ヶ月以内の周期で定期自主検査の耐電圧試験を行なっています。

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絶縁油交換業務

弊社は、PCBの不含有が確認されている油入遮断器・油入開閉器・油入変圧器等の絶縁油の交換業務を行っています。交換により発生した廃油については、提携をしている産業廃棄物処理業者が行い、処理のマニフェストを提出しています。

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受変電設備の改修工事

弊社が実施している定期点検で発見された不具合箇所や故障機器の改修・更新工事を行なっています。点検から工事までトータルで行うことで、お客様との信頼関係を深めています。